黒うさぎのつぶやき

ネザーランドドワーフのしぐれちゃんと家族の生活

みんな知ってる【うさぎ】の飼い方、うさぎを飼うことで癒やされる効果と気づきを紹介するブログです。

3月9日

3月9日火曜日

 

『3月9日』という歌があります。レミオロメン。卒業ソングということで、この時期になると、昔聴いてたFMラジオでよくかかってましたが、今年もどこかの電波の中でこの曲がかかったのでしょうね。そして明後日は3.11。

 

その日は、当時住んでいたわんこそば県では、不自由な日を送った経験もあり、いつまでも忘れることはできない日です。

 

 

その頃、わんこそば県に住んでいたお母ちゃんちでは、同じ齧歯目(げっしもく)のモルモットを2匹飼っていました。お母ちゃん家族は4人で住んでいて、長男くんは小学5年生、次男くんは小学3年生でした。二人とも学校から下校後、長男くんの友達とDSのゲーム機で遊んでいました。お母ちゃんは近くの美容院で洗髪してもらっている最中で、停電の為に流しているお湯が水に変わったので、水で泡を流してもらって、急いで家に帰りました。信号機が停電し、車が不安そうにゆっくり走っている様子でした。

 

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当時飼っていたモルモットの“りんご”と“ルビー”

 

その日は、長男くんと次男くんがお世話になっていた大学生サークルの方達と、一緒に遊んだ小学校を卒業する6年生の友達を送る“卒業生を送る会”の準備をしていて、それぞれの学生さんや子供らに送るお花とプレゼントを家の中で準備していました。けれども、そんな出来事があったので、送る会は中止。後日お花とプレゼントはそれぞれの学生さんに届けることになりました。週一回のサークルの送る会の中止はまだしも、その年卒業の学生さんは、卒業式もなくなってしまいました。そして、その時期にサークルのみんなに作った文集の中で送ったメッセージに『3月9日』が記されていました。素敵な歌詞です。。。

 

 

しばらく物流は滞り、モルモットの餌を買いにいつものペットショップに行っても、徐々にワンちゃんネコちゃんのフードも品薄になっていくのが分かりました。でも、お母ちゃん家族が住んでいた所は、海からだいぶ離れていたので、自分達はたまたま助けられたのだなぁと思いました。寒かったですが、上着を着て寝たりして少し楽しかったりしましたが、あの時、電気がずっと止まってたら…、断水がずっと続いてたら…。もっと重い記憶になっていたはずです。そして、今うちにいるしぐれちゃんには、あの時以上のことがあったらどうしてあげれるだろうと考えます。いや、考えて準備しておかないといけないです。自分たちの分と一緒に。

 

 

その後もずっと、あのことにまつわるニュースが連日流れ、重苦しい様子がテレビの奥から伝わって来ていました。そして、しばらくして、転校生が長男くんのクラスに一人、次男くんのクラスにも一人来ることになりました。二人共家族で引っ越してきていましたが、たまに参観日で授業の様子を見に行くと、たくましく元気にクラスで過ごしていたのを覚えています。長男くんの同級生は、元々車椅子の男の子でしたが、クラス中の誰よりも大きな声で元気な男の子でした。今は高校を卒業して、もと居た海の方の地域で就職したことをタブロイド紙の記事で見ることがありました。その子の存在は、みんな言葉にはしませんが、心の底に少しだけ残っている紙くずに火をつけられるような尊敬を感じていたことと思います。

 

 

今はわんこそば県にはいませんが、この家でこうやって、しぐれちゃんを囲んで家族揃って暮らしていられるのも、あの時3日で電気が付くようになったから。数週間、車のガソリンを入れないで辛抱できたから。かもしれません。あの時自分達がやってこれたことが、今、自分達がこうして生活できていることなんだろうな…と思う『3月9日』です。

 

 

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部屋んぽできるしあわせを嚙みしめるのです