昨日のてんそんこうりんのはなし(天孫降臨)ですが、本当は少しばかり違う話でしたので、改訂版を続けてお話ししたいと思います。
ニニギノミコトがコノハナサクヤヒメと結婚することを父のオオヤマズミに報告すると、オオヤマズミは、コノハナサクヤヒメの姉、磐長比売=イワナガヒメも共にニニギノミコトと結婚するよう差し出してきたのです。(妻二人!現代の話ではなく、昔の話。神さまの話なので…(;^ω^) ですが、コノハナサクヤヒメとは対照的にイワナガヒメはとても醜かったので、ニニギノミコトはイワナガヒメを送り返し、コノハナサクヤヒメとだけ契りを結びました。
オオヤマズミは、
「私が娘二人を一緒に差し上げたのは、コノハナサクヤヒメを妻にすれば、木の花が咲くように繁栄するだろう。そして、イワナガヒメを妻にすれば天津神(天皇)の命が岩の様に永遠に続くだろうと神勅されたのだ。だが、コノハナサクヤヒメとだけ結婚したので、天津神の子の命は木の花のようにはかなく続かないだろう。」
と言ったのでした。そういうわけで、今も子孫(歴代天皇)に寿命が出来てしまったということなのです。
ですが、イワナガヒメ=醜い、ということでしたが、実は、容姿が醜いのではなく聡明で逞しい女性であったため、ニニギノミコトの男の度量としてイワナガヒメは圧倒されるような女性であったのではないか、という解釈もあります。
また、天皇というと、急に最近の話、他国に嫁いでいったM子様や、成年皇族になられたA子様、令和天皇を思い浮かべますが、一応伝説の中では、このニニギノミコトの頃から脈々と繋がっているわけですね…(;・∀・)
そして、コノハナサクヤヒメを祀る静岡県富士宮市に鎮座する富士山本宮浅間大社は、火中で出産した比売にちなみ、安産や縁結びのご利益がある駿河の国の一ノ宮の神社で全国1300社ある浅間大社の総本宮です。ご祭神はコノハナサクヤヒメ。ご神体はなんと富士山。
イワナガヒメを祀る神社は多くはありませんが、有名なところでは、京都の貴船神社があります。岩の様な永遠性をしめす神様であることから、不老長寿・健康長寿のご利益があるとされています。
うちのうさ神さまも、その時によって、美しくもあり、ぶさ男な時もあります。。。
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