市民農園に毎日行くと、しぐれのお母ちゃんが行く度に会う畑先輩の方々がいます。
(ちなみに、よく登場する“畑先輩“は多数居られます。)
昨日会った畑先輩は、年齢を尋ねたことはありませんが、多分70代のおじいちゃん。と言ってはいけないかもしれません。未婚?終婚??どちらにしても伴侶が居られない方なので、おじいちゃんではないのですが、しぐれの家では“ヤンキー爺ちゃん“と呼んでいます。
パーマに茶髪で、いつも赤系のシャツを着てるので目立ちます。たまに入口で煙草を吹かしてたり、畑にサンダル履きで来たり、とにかく色んな人に声を掛けて、この人、畑に何時間居るんだ…?と、密かに思ってました。手入れしてるのと喋ってるのとどっちが長いか…どっちも長いな。。。と。
「俺さ、家でテレビとか観て過ごすのとかさ、嫌いなんだよ。」
と、ヤンキー爺ちゃんは、その身なりに似合わず健康的な生活のようです。
単身生活が長いからなのでしょうが、
「俺はよぉ。何でも作れるよぉ~。1時半からテレビでやってる~~~っての、あれ観てさ、いろいろ作ったりするんだよ~~」
とかなんとか言ってます。
毎日畑に来てるので、ヤンキー爺ちゃんの畑は素晴らしく手入れされていて、どの野菜も綺麗に育ってます。
夏場のミニトマトなどは、立派な立体栽培で、大柄な体に汗をかきながら座り込んで一生懸命手入れしてたのですが、高齢者という範疇の方なので何となく心配でした。
周りの畑の様子を見ながら、うちの畑の近くのやや荒れた畑の端に生えてるニラ。花が終わり種が顔を出して立ってるのを見て、
「ちょっとー、ハサミ持ってる?持って来て。これさ、そこら辺に植えといたら出てくるよ。」
と言い、ハサミを渡すと、その枯れたニラをチョキチョキ切り始め、
「はい。これ、そこら辺に蒔いとけ。」
と…(;´・ω・)
『え…。そこら辺って…。そんで、ごくごくたま~~~にここの人と会うんだけど、今日は大丈夫だよなぁ…(;´・ω・)』
と思いながら、ニラの枯れた茎付きの種をもらい、それをどうしようか考えつつうちの畑の通路の上に置きました。
ヤンキー爺ちゃんは、昔は随分“ワル“だったようで、太い指の関節近くに2本、星型が付いた指輪のような入れ墨をしています。そして、畑の掲示板に、市役所からの通知で2m以上の間隔があればマスクは不要ですが、それ以下の間隔ではマスク着用の張り紙がありますが、ヤンキー爺ちゃんがマスクをしてるのは見たことがありません。ヤンキー爺ちゃんと話しをしてる同世代の方々は皆さん“なんちゃってマスク“をしてる方が多いのですが…(^-^;
なので、聞いてみたところ、
「俺、あんなのしないよぉ。スーパーやら行く時はさ、するけど。畑だったらよぉ~、しねぇよ。」
ごもっともだとお母ちゃんは思います。
そんなこんな会話の後、いつものベスパで先に帰った後、なんと、ニラが生えてる畑の人が来たではありませんか…(◎_◎;) 急いで通路に置いた種付き枯れニラをフェンスの端っこにくしゃくしゃパラパラ撒いて土を被せました。ニラの畑の人には背中を向けて…汗汗
ってか、なんで自分こんなことしてるんだろう…(-_-;) でも、そういや、スベリヒユを見て
「こんなもの、ベトナム人食うけど変なもんばっかり食うんだよ。」
って教えてくれたのもヤンキー爺ちゃんでした。
野菜作りも教えてくれますが、なんだかお得な存在感のある方です。。。
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