黒うさぎのつぶやき

ネザーランドドワーフのしぐれと家族と畑の生活

みんな知ってる【うさぎ】の飼い方、うさぎを飼うことで癒やされる効果と気づきを紹介するブログです。

夢見る小学校を観て未来の夢を見る

 

1月1日ブログの『美しき緑の星』に続く、映画を観て感動した第二弾。

 

かんどうしたか…

 

申し込んでいた自主上映の映画会を観に行きました。

夢見る小学校

チラシを見せてもらい、観に行ってみたいな…と思ってはいたのですが、3週間ほど前に、近隣での上映会があると聞き、スマホで申し込んでいました。昨年2月上映された映画ですが、その後各地で自主上映という形でこの映画の上映会が催されています。

 

映画のチラシ

 

ドキュメンタリー映画の中に出てくるその“夢見る小学校”は、山梨県南アルプス子どもの村小学校・中学校という学校です。

その学校には、なんとテストも通知表もないのです。そして、大事なことは子供が決める。子供も大人も同じ一票としての多数決。同じ目線で決める。子供が主体となって動く学校です。

映画は、しょっぱなから、電動ドリルで小屋のような建物の板を取り付ける作業(子供たちが自分で大きな木製の遊具を作る)をする子供たちが映し出されたり、“子供たちが”美味しいラーメンを作ることを通して、ラーメンから派生する、麺の歴史、麺の種類、かんすい、スープ、出汁などなど、プロジェクトと言われるカリキュラム上での時間割の中でのお題から始まる“プロジェクト”を子供たちが、ある中長期的な期間、それらを試行錯誤しながら学び実践していくのです。

まさに、大人が仕事で体験していくような経過を子供が学校で体験している様子が、子供達の生き生きのびのびとした様子と共に、断片的に映し出さされていきます。小学校なら1年生~6年生までの縦割りクラス編成の中で、子供達ひとりひとりがその学校の中で、自由で、けれども、ミニチュアや擬体験ではなく本物のものを体験し、大人と同じ一人の人として認められ、失敗しても認められる暖かい大人の目の中で居ることで、子供には様々な力や感性が育っていくようです。

 

情緒や肯定感、好奇心、豊かな感性を育み、創造的に考えようとする、自己主張ができ、共に生きる喜びを大切にできる自由な人間関係を育むことができると、その中学校の校長が、後の映画にまつわるYoutube動画で話していました。

 


www.youtube.com

 

映画監督のオオタヴィンさんは、“いただきます1(みそをつくるこどもたち)”“いただきます2(ここは発酵の楽園)”とこの映画の3本を企業や行政の援助なしでほぼひとりで制作したとのこと。クラウドファンディングで資金を集め制作にこぎつけてきたそうです。子供が大好きなオオタヴィンさんの作品、前作2作も本来の子供の様子が生き生きと描かれてて(るようで)、機会があれば観てみたいと思います。

 

 

上映後アフタートークの時間、フリースクールの先生で元公立学校の教諭だったという方が話していたことで印象的だったのは、先生の方からすると、「教育委員会や保護者の声が気になる。」でも、先生は日々一生懸命なのです。

そして、今の世の中で子供を育てていくことに意欲を持てないので自分は子供を持つ気がない、と考えていた20代の女性が、こんな学校があるなら子供を産んで育ててみたい、と言ってたのが印象的でした。

自分もこんな学校に通いたかったなぁ…そして、うちのしぐれの子分たちにも通わせたかったなぁ…と(´ω`*)

 

探求型・体験型教育というワードをたまに聞きますが、具体的にどんな教育?と思っていましたが、はっきりと答えが分かった気がする映画でした。

文部科学省経済産業省推薦の映画だそうで、テストも通知表もない学校がほんとに認可されるのか?と思うかもしれませんが、実際、公立小学校でも65年間通知表がない学校が映画中にも登場します。実現可能なのです✨100点を取るために頑張る学校生活なんてつまらない…確かに。

 

あと、不登校児を持つお母さんが、“不登校になったのはいじめが原因だったのは言い訳で、ほんとは勉強で競わされるのが嫌だった”と子供から聞いたと話されていました。

国内の不登校児童や生徒が過去最大数だと言われてる現在。それは、もう既に変化してくしかない状況に来ているのが答えとして現れています。

そして、学校が変わっていくことは先生や保護者だけでなく、変わっていく世の中で自分たちの意識も変えていくことが大事だと思いました。

 

 

いしきをかえるんだって

 

 

 

 ~今日も読んで頂きありがとうございました。明日もいい日でありますように✨

 

 

 

 

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