新年早々元日に起こった地震について、YouTube動画・神社チャンネルの羽賀ヒカルさんが、神道、占星術的な観点から今回の地震についての話をしていました。その中で、地震鎮めの神様の話をしていました。
地震を鎮める神さまを祀っている神社があるということで、茨城県の鹿島神社、千葉県の香取神宮が紹介されました。
鹿島神社と香取神宮には『要石』という霊石があり、地震を抑える力があると信じられてきたそうです。鹿島神社のご祭神は建御雷之神(タケミナヅチノカミ)、香取神宮のご祭神は経津主大神(フツヌシノオオカミ)で、ともに日本の神話の中で武勇に富む武神として崇められてきました。大化の改新の中心人物・中臣鎌足の出生地が、常陸国(現在の茨城県)である説があり、藤原氏の氏神である奈良の春日大社が鹿島神社、香取神宮の2神を勧請して創建された神社であるためです。
古く、地震は地下の大なまずが暴れることで起こる天変地異だと考えられてきたのですが、その大なまずの頭と尾を押さえつけているのが、直線距離で13kmほど離れたこの神社の要石だと考えられてきたそうです。
この要石、徳川光圀の時代、どのくらい地中に埋まっているのか掘り出させようとしたのですが、7日掛かっても底が見える気配がなくあきらめたという話が残っていて、どちらの要石も地中で繋がってるのではないかという説もあるそうです。
そして、『要石』というと思い出したのは、一昨年観た新海誠監督“すずめの戸締り”の中でなまずではなくミミズが暴れ、猫に化けた?サダイジンがすずめを誘導しながら全国の至る所にある要石を刺して暴れるミミズを鎮めに行くという話でした。
この話では、東日本大震災の経験と神話の中での要石が登場するのですが、日本では大地震は度々どこで起こってもおかしくないもの。暴れるミミズを鎮めに行くすずめとダイジンという要石で椅子にされてしまった青年が、ミミズが暴れ出す扉を閉めに行くのですが、二人のとてつもない行動力の物語なのです。
古来、地震や疫病は神の怒りが原因だと考えられてきました。そして、567から始まる日本や世界の情勢は疫病だけにとどまらず、自国ではないものの戦争の利害関係にまで巻き込まれている中、人々の氣が乱れること災害や天災を引き起こすとも羽賀さんは言います。確かに、自分の気持ちが乱れると何かよくないことが起こりがちになります。
そこで一人一人の心を鎮めて、被災地に住む人には難が少なく済むように無事と平安を祈り、被災地ではない場所に住む人にはこのような天災には備えをし、よい念を持ちいい日常を送ることが大事だということを動画では〆ています。
元日からこういった出来事が日本中に駆け巡ったことで、このことを心配する人が多くなったと思いますが、こういう時にこそ日本人であることで称賛されることが多い、非常時でも冷静に行動できることや、他人への思いやり、助け合いを大事にできるよう、祈りが日常にあるとよいことを改めて思いました。
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