黒うさぎのつぶやき

ネザーランドドワーフのしぐれと家族と畑の生活

みんな知ってる【うさぎ】の飼い方、うさぎを飼うことで癒やされる効果と気づきを紹介するブログです。

うさぎの好きなにんじんをさばくことから学ぶ

 

これ俺の?…じゃないおやつ!

 

(前回のつづき)

 

土が付いたにんじんは、普通、野菜コーナーには売られていません。ですが、土付きのまま置いておく方が日持ちするということで、以前、生協で土付きの大袋にんじんを買ったことがありました。野菜の中では保存の仕方次第で日持ちするにんじんですが、更にというので土付きにんじんがいいと思う人もいるだろうと、にんじんの土を軽く取り葉っぱを切り、袋詰めすることにしました。

あとは値段設定です。にんじんは小松菜のように短期間で出来る野菜ではないし、土から芽が出るまでは水をやり、成長に応じて間引きしながら栽培する野菜です。

ショッピングセンターの生鮮品売り場から入り、市場調査をしてから納品に行くことにしました。

にんじん1本58円 2本98円

と書かれたPOPの下に、きれいな形のにんじんがどっさり入った段ボール箱が…。

しぐれのお母ちゃんは、今自分が昔のように、農薬・化学肥料を使わないで野菜を作ることに全く無縁な生活をしていたら、このにんじんダンボールの前に立ち、きっとこれを買うだろうな。。。と思いました。

ですが、うちでは、にんじんはじめ他の野菜は殆ど買っていません。ただ、以前買ったにんじんとうちで育てたにんじんは、別物のような味だと感じたのは覚えています。この味のにんじんをこんな値段で売りたくない…!と思ったのです。が、有機JAS野菜でもなく、産直売り場の他の人が並べた野菜の袋を見ると、お買い得価格のものが沢山山積みになっていました。

自分の思い込みや期待で値段設定をしてはいけない…と思い、量を増やし、土付きのメリットの表示付きで陳列台に載せてみました。

6月16日。7点中4点は売り場に出した日に売れました。きれいなにんじん色のにんじんの中、土付きのものがよく売れたと思います。

ですが、翌日以降は同じ商品は売れません。もう少し少な目にして安くして出してみると、売れました。そう沢山にんじんを欲しい人もあまりいないのかもしれません。にんじんを買っていた時のお客さん的心理は、自分にとっては既に過去のものです。ですが、そういって採れたにんじんを家で保管してる間にも確実に鮮度は落ちていきます。早く売らなきゃ!

そして、週末は、子分②がお世話になっている神爺ちゃんの農園がある地域内の霊園で初めての試みである朝市をすることになっていたので、神爺ちゃんに聞いてみました。

『にんじんは土付きか洗って売るか、どちらがいいか?』メールで聞いてみました。

返ってきた答えは、どちらでもいいが、土が付いたままにしておくと、土が取れにくくなるとのこと。

方針転換です。土を洗い水気を取り長いしっぽを切って袋詰めして売ることにしました。朝市では対面販売となるので、股根にんじんのみを詰めて安くした袋も出してみました。

霊園での朝市。お彼岸でもお盆でもない日に朝市をしてお客さんが来るのか半信半疑でしたが、霊園の事務方のお偉いさんの宣伝で霊園内の事務員さんや墓石屋さん、お坊さんらが沢山野菜を買いに来てくれました。法事やお参りに来られた参拝者の方も神爺ちゃんが用意したのぼりとボランティアのアメリカ人のお兄さんを目印にぽつぽつと買いに来てくれました。神爺ちゃんがこの日の為に丹精を込めて作った大玉トマトとミニトマトは来る人来る人みな手に取って売れていきました。こちらは、種から初めて育てた夏野菜がまだいんげん豆しか出せず、にんじんとじゃやがいも、にんにく、シソなどに働いてもらいました。そんな中、股根にんじんの袋を手に取って

「ねー、これ、面白いよねぇ?」

と、同伴の人に話しかけながら手に取り股根にんじん袋を買ってくれたお客さんが✨

ショッピングセンターの産直売り場でも股根にんじん袋を1袋作り出してみると売上情報メールが届きました。同じようにスイーツ屋さんでも股根にんじん袋を出すと売れました。

 

 

朝市。お客さん来てくれるかな…

 

 

栽培する野菜は、同じ大きさや形で出来るものではなく、どの野菜でもバラツキがあります。でも味が良く栄養価が高いと買う人がきっといるはず!と思い、売り場に出すと買ってくれる人がいました。大量生産ではないうちの収穫の中で、どうしたら他の野菜との違いを見て買ってくれる人が増えるか、日々考えるしぐれの家族です。

 

 

 

俺が食べる野菜がいい…

 

 

 

 

 ~今日も読んで頂きありがとうございました。明日もいい日でありますように✨

 

 

 

 

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