畑で野菜を育てる生活をし、それを人にあげる、買ってもらう。そして喜んでもらえる。うれしいです。とてもうれしいのです。ですが、ちょっとしたことで畑のやり方を間違えていたことが度々です。というか、経験も勉強も数多く現在進行形です。。。
肥料無しで育てている野菜に使っている微生物を使った光合成細菌。火曜日、その光合成細菌を使って大規模農場をしている方達の話を聞きに行ってきました。寒さで菌の培養が緩やかな培養液と、また寒さで億劫になりがちな培養液の散布を自覚しながら…これで自分がやってきたのだと改めて気づかされました(;´∀`)
光合成細菌は、大昔からある自然界にある菌類で、培養して発酵させると微生物が増えます。
自然界の植物は、何もしなくても勝手に育っていくのを畑でも生かせるようにするにはどうしたらいいか、という発想です。
いい土は微生物が繁殖していて、雨が降っても排水性がよく、日照りが続いても自然界の土はほどよく湿っています。
肥料をやって耕すと、土の中で微生物が作った環境が壊れると…。そして、微生物がケアしてくれた植物は肥料を選択します。それを吸収すると植物は楽に育つのです。ですが、今までケアしてくれた微生物は土の中から排除されていきます。
その結果、耕した部分の下には硬盤層という5~10cmの硬い一枚岩のような層ができ、作物の根はそこで根を下に伸ばしにくくなります。
そこで、硬盤層を破壊するのにその土を入れた水を沸かした土のスープを作り、それを畑に撒く。それだけで、硬盤層がなくなるそうです。
微生物の多い肥料を入れないで育つ野菜は、ビタミン、ミネラルと言われるもののほかの栄養素、βカロチン、アントシアニン、リコピン、カテキンなどなど、最近よく聞く栄養素が多く含まれるファイトケミカルが生成されます。
美味しいのは肥料を入れず微生物を投入して育てていたから…という訳です。ですが、育ててたにんじんが小さかったので気付きました。硬盤層が残っている。以前その話をあまり聞いておらず、微生物だけをよく撒いていたので小さいにんじんが多かったのかもしれないと思いました。ほうれん草も根が伸びる野菜ですが、いまいち大きくならなかったのは、根っこが硬盤層で止まっていたのかも。。。根が大きく張ることが出来ると作物も大きくなります。
まだ、小さめにんじんと近くに植えたほうれん草の畝は、多分小さめのものが土に残っていますが、収穫して、近いうちに土のスープを作って硬盤層の柔らか処理作業をしなきゃです。
~今日も読んで頂きありがとうございました。明日もいい日でありますように✨
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