因幡の白うさぎ🐇
この話は昔ばなしとして知られていますが、実は、お母ちゃんはしぐれちゃんを飼うまで、よく知りませんでした^^; で、飼い始めてしばらくして、いろんなマイブームが来るお父ちゃんが古事記を読むことにはまり、家の中で古事記ブームがありました。その中で、おそらく日本の神話で初めに出てくる動物、白うさぎの話をお母ちゃん的にしてみたいと思います。
イザナギノミコトとイザナミノミコトという最初の神様のイザナギノミコトの鼻(!)から生まれたスサノオノミコトの玄孫(やしゃご=子→孫→ひ孫→玄孫)のオオナムチノカミ(大国主命=オオクニヌシノミコト=大黒様…他にも名前有り)の話です。
そのオオナムチは、因幡国の美しい八上姫(ヤガミヒメ)に求婚しに行く予定の沢山の腹違いの兄神達に、大きな袋を持たされて兄神達のお供として後から同行していました。兄神達が気多岬にやって来ました。そして、アカ裸になったうさぎが苦しんでいたので、海水に浸かり風に当たれば治る、と兄神達がうさぎに言い、うさぎがその通りにすると、更に傷がひび割れ痛さに悶えてうずくまってしまいました。そして、後から来たオオナムチがそこに来て、哀れなうさぎに事情を聞きました。
隠岐島にいたうさぎは、島を出て大きな本土に行きたいので、サメに、うさぎとサメとどっちが多いか比べよう!と話を持ちかけ、サメの背中を乗って数えると嘘をつき、その沢山のサメの背中に乗って本土にたどり着く寸前で、本当のことを喋ってしまったので、サメの反逆に合ってしまい、うさぎの皮をボロボロにされてしまったというわけでした。(…サメに食べられずに済んで良かったと思ったのはお母ちゃんだけでしょうか(^^;; )
そして、急いで先の河口に行って水で体を洗い、そこに生えてる蒲の穂綿を敷き詰めて体をころがせるよう、うさぎに教え、その通りにすると元通りの白うさぎになったのです。
そして、元気になったうさぎは、因幡国の八上姫が、兄神達ではなくオオナムチの方を必ず選ぶでしょうと予言すると、その通りになったという話で、後にその白うさぎが兎神(うさぎがみ)と言われるようになったということです。“兎神“になった由来は、後に続くオオナムチの功績の話なのですが、何が教訓になる昔ばなしかというと、うさぎがサメについた嘘。兄神達がウサギについた嘘。悪いことをすると悪い報いが来るよ、ということなんでしょうね(°_°)
自分たちの国の成り立ちを聞かれたら、どう答えるかと考えると、今まで習った歴史の教科書を思い出して…という話になります。結局ちゃんと答えられなさそうなので、ちょこちょこ古事記を読むことになりました。ですが、出てくるのが神様から始まって昔の天皇などという登場人物ばかりです。そして、神様の話はスケールが大き過ぎたり、あり得ない話だったり、でも、今の時代にも通じるものもあって、恋の話も出てくるのですが、目と目が合うだけで恋に落ちるのだから、…不思議な世界の日本の成り立ちの話です。
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