実家の敷地に竹藪がある隣町畑の友人が、毎年、どんどん育って伸びる竹をなんとか消費しようと、筍の時期には筍を採っては周囲の人に譲り、畑に東屋を作りたい…と考えると、切ってきた竹を使って竹を柱に…と、やたら竹を消費したいと考えているようです。
そんな友人が、「門松を作りたい。」と言ってた矢先、すでに「作った!」と、写真をLINEで送ってきました。
竹は、常緑性の多年生植物であり、毎年地下茎の節にある芽子から新しい竹を発生させ、わずか数ヶ月で立派な竹に成長するという特徴があり、1日にマダケで121cm、モウソウチクで119cm伸びたという記録があります。
竹の寿命は、太いものほど長く、20年ほどであり、竹には形成層がないため、樹木の様に毎年太くなることはありません。
地下茎の伸長は、土質や気象条件によって異なりますが、1年に5m伸びた記録があります。
また、3〜4年目の地下茎が最もたけのこを産み、5年目を過ぎると減少し、豊作(表年)と凶作(裏年)がおおむね隔年にあらわれ、たけのこの発生量に差が生じます。
代々の土地を守ってきた家に住んでいる人にとって、その土地ならではのものがあることで、それを活かすことも絶やすこともあると思います。その友人の実家を以前訪ねたことがあったのですが、広い庭では家庭菜園をし、昔は竹藪の竹で、神酒口(みきのくち)を作って売っていたと話していました。正月飾りの神具なので、「値切られることもなくいい値段で売れた」と仰っていました。今は神棚を祀る家も少なくなり、細かい手仕事の神酒口作りも出来なくなった、と言ってましたが、ここ東京で(といっても、殆ど地方のような土地柄ですが…)、そんな風習もあったことを身近に知ることができたのが不思議でした。
しぐれのお母ちゃんは、実家を出、元々の実家も人手に渡ってしまったこともあって、実家に長くあったものも殆ど処分してしまいましたが、友人のような自然自体が遺産のものを使い続けていくこと、しかも、日本古来の伝統品を作れることは素敵なことで価値のあることだと思います。
うちでは門松を置いたことがなく、しめ縄のみ玄関に飾ってきましたが、今年は門松を飾ってみてもいいかもなぁ〜と思っています。しかも、しめ縄も、最近は100均やホームセンターでも販売されてたり、made in Chinaだったりするのも珍しくありません。
たまたまできた、いや、偶然が必然の縁です^^; そんな国産、元気な竹で出来た手作りの正月飾りを、来年を迎えるために準備してみたいと考えています。
~今日も読んで頂きありがとうございました。明日もいい日でありますように✨
ポチっとしていただけるとうれしいです。
⇩⇩⇩⇩⇩⇩